2026/01/14投稿者:スタッフ

コロナ禍の影響で想像もしなかった病院経験を経て、小さいころからの夢だった調剤薬局薬剤師に無事復帰成功!

転職体験記 川越さん(30代・女性)

前職 : 薬剤師 (病院)  /  現職 : 薬剤師(調剤薬局)

※個人のプライバシー保護のため、お名前を仮名にし、一部内容を変更させていただいています。

川越さんが、就職・転職活動を始められた経緯を教えてください。

 前職の給与面で将来に不安を感じ始めた為。

 

 

しごとセンターならへは、どんなきっかけで相談してみようと思ってくださったのですか?

姉がお世話になり、好待遇の職場に転職できたからです。

 

面談してみて印象に残っていることはありますか?

 福利厚生だけでなく、職場の人間関係や雰囲気にまで気を配り、転職先を考えてくださった事です。

 

 

転職活動で、一番大変だったことは何でしたか?

 現住所から職場までの距離が遠いことに加え、就業時間が遅い点など理想としていた条件と現実のギャップに直面した事が最も大変でした。

 

 

しごとセンターならに相談してよかったと感じる点、改善してほしい点はありますか?

 医療業界の事を熟知されているので、こちらの要望もよく分かって頂き、業界の状況も教えて頂けたところです。

 

 

最後に、現在転職活動や就職活動をされている方に向けて、メッセージをお願いします。

転職活動が長引くとこのまま転職できないのかなと不安になることもありますが、きっと自分にぴったりの職場があり、今はまだそこに出会えていないだけだと諦めずに進み続けてください。

 

 

 

子供のころからの夢「調剤薬局の薬剤師」になったもののコロナ禍の影響で・・・

川越さんと初めてお会いしたのは今から4年程前になります。

実は以前、川越さんのお姉さんの転職をお手伝いさせて頂いたことがあり、その際に「妹も転職を考えている」とのお話を伺っていました。お姉さんの転職がひと段落した頃、「姉がお世話になりました」と相談会にお越しいただいたのが最初の出会いです。

当時、川越さんは新卒で入られた大手調剤薬局グループに勤務しておられ、店舗異動や社内体制について疑問を感じるようになっていました。そうした中、新しく配属された後輩の指導係に任命され、簡単に辞めずらい状況となっていました。結果として次のお仕事も決まらないまま、ご相談後しばらくしてから退職されることになりました。

 

 

コロナの影響で想いもしなかった病院に就職… 

小さなころから調剤薬局で働く白衣の薬剤師さんに憧れ、今回も調剤薬局での就職をお探しで、まだお若い薬剤師さんでもあったことから募集や受け入れに前向きな薬局も多くありました。ただ、川越さん姉妹のお住まいは奈良盆地から遠く離れた山間部にあり、通勤面での負担が大きいという課題がありました。加えて調剤薬局の夜遅い勤務が終わってからの帰宅についてはご家族の心配もあり、なかなか希望条件に合う薬局は見つけることができませんでした。

そんな中でコロナが発生し、求人募集は一気に激減。失業保険の受給期限も近づき、焦りを感じる状況となりました。可能な限りの条件に合う調剤薬局をご提案しましたが、最終的には通勤面でも無理がなく、勤務時間が17:00迄という病院への就職をご提案しました。

川越さんも勿論大いに悩まれましたが、「まだ若いし、一度病院を経験しておくことも、自分にとってプラスになると思う!」と吹っ切れたような笑顔で決断されました。

 

 貴重な経験をさせてもらった病院・・・でもやっぱり調剤薬局で働きたい想いが強まって・・・ 

それから4年が経ちました。途中、何度か大変な時期もありながらも、川越さんが懸命に頑張っておられる様子は折に触れて伝わってきていました。そんなある日、川越さんから一通のメールが届きました。

内容は「4年間本当にいい経験をさせてもらいました。人間関係も何の問題もなく、今の病院に不満があるわけではありません。ただ、病院の診療科が少なく採用薬の品目数も限られています。患者さんもご高齢の方が大半で服薬指導の機会も多くはありません。このままでは薬剤師としての幅が狭くなってしまうのではないかと感じる様になりました。そろそろ調剤薬局に戻りたいと考えています。」というものでした。

スグに連絡を取り、お仕事終わりにお勤めの病院近くの喫茶店で川越さんのお声で直接今の想いをお聞かせいただきました。

約2時間にわたる面談では、コロナ以降の調剤薬局業界の現状についてもお話しし、現在募集のある薬局について具体的にお話ししました。

その中で川越さんが興味を持たれた薬局は2件。1件は歴史が長く薬剤師も複数在籍し、1店舗のみを堅実に経営されている薬局。もう1件は2店舗を運営しているものの処方箋枚数は多くなくスタッフ数も最小限で、今回は社会保険加入程度のパート薬剤師を募集されている薬局さんでした。

 

前者の薬局さんは受け入れについて前向きな意思表示と年収提示をスムーズに頂きました。一方、後者の薬局さんはまずは正社員募集枠を広げるかどうかのご相談となりました。ただ、オーナーさんはあらゆる可能性を否定することなく、今後の展望や・現状を総合的に判断。数日間真剣に検討された結果、受け入れOKとのご返答とともに年収のご提示を頂きました。

 

実際に面接に進んだのは後者の薬局さんのみでした。3時間にもわたる長い面接は、面接と言うよりもお互いの考えや価値観を丁寧に確認し合うコミュニケーションの時間でした。2回目の面会では実際に患者さんがいらっしゃる中での見学。川越さんは真摯に患者さんに向き合う薬局の姿勢に強い好印象を持たれました。

そして翌日、オーナーから採用のご連絡を頂きスグに川越さんにご報告しました。

 

前日の好印象から一転!?

しかし驚いたことに、川越さんからの返答は「少し考えさせてください」「規模も小さく人数も少ない中で不安が膨らんでしまいました」と言うものでした。

翌日お仕事終わりに連絡を取り真意を伺いましたが、テンションは低いまま。私は人間関係に不安を感じておられるのではないかと考え、オーナーではなく他のスタッフさんが入られている時間帯での見学を提案しました。その日は「もう少し考える」ということで話を終えました。

 

ところが、翌朝一番、川越さんからメールが届きました。そこには「是非、そこで働かせてください!」「もう2回目の見学は必要ありません」とはっきりとした決意の言葉が綴られていました。

その後に続いた内容は同じ薬剤師であるお姉さんからの厳しい言葉でした。「何年薬剤師してんねん!」「新卒か!」そんな言葉に奮起したことも率直に教えてくれました。

その後は、残された病院での業務にも最後まで全力で向き合い「ここでできる経験は最大限させてもらいました」と晴れやかな表情で報告を頂きました。あわせて上司の方からも暖かいエールを受け前向きに送り出していただけたそうです。

 

職場だけでなくご自宅でも強いサポートを受けながら決断された川越さん。そのお人柄がにじみ出る今回の転職は私たちにとっても印象深いご縁となりました。

しごとセンターならでは今後も、川越さんのご活躍をずっと見守っていたいと思います。